【MLB】現役メジャー最強打者 2017年



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 近年「現役メジャー最強打者」と言えば、プホルス、M.カブレラらが筆頭に挙げられ、続くのはトラウト、ハーパー、アレナド、ボット、ドナルドソン、リッゾあたりか。未だM.カブレラは「最強」の名に恥じない活躍を見せているが、いやしかし打撃三冠王に輝いた時のインパクトがまだあるのか?これからみられるのか?と問われるとと疑問符である(2016年成績 打率.316 本塁打38 打点108 OPS.956)。プホルスも然り、ここ5年はアベレージが下降傾向にあり、「一流」であるのは変わらないものの、「メジャー最強」の肩書きには荷が重いだろう(2016年成績 打率.268 本塁打31 打点119 OPS.780)。であれば先出の選手たちになるのだが、真っ先に挙がるのはトラウトか。19歳の2011年メジャーデビューし、翌2012年にはレギュラー定着、打率.326 本塁打30 打点83 盗塁49と新人王はおろか、20歳で30-30を達成。この年三冠王に輝いたM.カブレラとのMVP争いでは惜しくも次点となったが、論争が起きるほどだった。

2011年 試合数40 打席数123 打率.220 本塁打5 打点16 盗塁4 OPS.672 WAR0.2
2012年 試合数139 打席数559 打率.326 本塁打30 打点83 盗塁49★ OPS.963 WAR10.8
2013年 試合数157 打席数589 打率.323 本塁打27 打点97 盗塁33 OPS.988 WAR9.3
2014年 試合数157 打席数602 打率.287 本塁打36 打点111★ 盗塁16 OPS.939 WAR7.9
2015年 試合数159 打席数575 打率.299 本塁打41 打点90 盗塁11 OPS.991★ WAR9.4
2016年 試合数159 打席数549 打率.315 本塁打29 打点100 盗塁30 OPS.991 WAR10.5
※WAR…(「Baseball Reference」版)
※★…リーグ最多

上記がざっとピックアップした数字になるのだが、注目してほしいのがここ数年MLBでも選手の指標ともなっている「WAR」の数字だ。「そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」の数値であり、WARの有効性としては「投手・野手を問わず、全ての選手を同一の土俵で比較できる基準」として広く使われるようになった。打撃だけではなく守備、走塁も算出対象となり、通常のレギュラー選手で「2.0以上」、オールスター級で「5.0以上」、MVP級となると「8.0以上」と線引きされている。イチローの場合だと、262安打を記録した2004年に「9.1」、2001年-2010年の10年連続200本安打を達成していた10年間で見ると、平均「5.5」となりオールスター以上、MVP未満というところか。単純な比較ではあるが(実際この数字を出すにはかなり複雑である)、この数字からもトラウトがどれだけ凄い選手なのかが伺える。話は逸れるが、近年、走れるスラッガーが少なく、「30-30」でも2012年にこのトラウトとブリュワーズのR.ブラウンが達成して以来現れていない。さらに上を言うと、「40-40」が4人となり、2006年ソリアーノ、1998年A.ロッド、1996年B.ボンズ、1988年J.カンセコとなる。彼であれば5人目の「40-40」選手になれる可能性がある。

 どれだけチームの勝利に貢献しているかを「メジャー最強打者」の定義とし選出すると、アレナドでもハーパーでも、C.ブライアントでもなく、圧倒的にエンゼルスのマイク・トラウトとなるのだ。

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